えんだより 7月 巻頭言

お知らせ

今月の月主題は「気持ちよく」です。「気持ちがいいな~!」と感じるのはどのような時 でしょうか。海や山、いや家のベランダで爽やかな風に吹かれる時。肩を優しく揉んで もらう時。洗濯した後の真っ白な布団のシーツに寝転んで肌が触れる時。綺麗に片付 いて整理整頓されている家や部屋に入った時。そして泥んこ遊びで服も身体が汚れ ても、黙って洗い流してもらい、綺麗になった時…等々。「あー気持ちが良いね…」と ふとした瞬間にお互いに語り合えることは、人生における喜びの頂点に達したかのよ うに思えるのは私だけではないと思います。
人間の感情の芽生えの一つは、赤ちゃんの時、オムツが汚れた不快感を、周りの大 人に清潔なオムツに替えてもらえる喜びに始まります。それから、洋服も、食生活も、 環境も、人間関係に至るまで、様々な汚れや不足感を体験しつつ、いかにして不快感 を充足感、清潔感、つまり気持ちの良い状態へと変えていくことを学ぶかが、その子 の人格を形成する上で大切となります。今月までルーカス君が常盤台を中心に、浦
和と目白ケ丘にある教会幼稚園で過ごしますが、彼に託した一番のプロジェクトは子 どもたちの様々な表情を描いて「感情(喜怒哀楽)」のポスターを作ることです。怒った り、泣いたりと心の不快感を表現することを抑え込むのではなく、それら負の感情と呼 ばれるものさえも、適切に表現して良いことを伝えたいのです。そして、その感情をど う乗り越え、共に「気持ちよく」生活することを、大人も一緒に学び、成長する機会とな るポスターとなるはず(…完成すれば)です。何を感じ、何を考え、どのようなことに悩 んでいるのかをお互いに言語化して理解し合う時、今月の暗唱聖句のように、私たち の間にキリストにある真の「平和(平安)」が私たちの良き関係性から周りへと広がっ ていくことでしょう。

園長:友納靖史