7月 えんだより 巻頭言

お知らせ

戦後70年目の大きな節目の夏を迎えます。「我が子を戦地へ送り、死なせたくない」という願いは、時代が変わっても親として共通した強い願いと祈りです。「成人した大人」の証しとはなんでしょうか。それは素直に自ら犯した過ちや失敗を「ごめんなさい」と謝り、その出来事を心に刻んで、新しい関係をつくる努力をする者となることです。園児たちの間でも様々ないざこざは絶えません。しかし、「問題が問題ではなく、問題をどう解決するかが問題」との金言を心に留めて、心身に傷を受けた相手のことを慮ること。更に、関係を回復する努力を惜しまず、非暴力に基づいて取り組む勇気を育む最初の人生教室がこの園舎となります。「平和」とは「愛」と同じように名詞でなく、動詞、つまり私たちの身近な家庭や地域から行動を起こし、それが世界に広がるビジョンを聖書は語ります。今、社会的には日本は一体どこへ向かうのだろうか…と不安を煽る風が吹いています。しかし、語るべきことを語り、為すべきことを恐れず行動できる正常な社会を次世代へ託すことを私たち大人が改めて誓い行動した節目の夏であった…といつの日か振り返りたいものです。蝉の音と共に「平和でなければ子どもは教育(保育)を受けられない」との先人達の叫びにも謙虚に耳を傾けたいものです。

園長:友納靖史